こんにちは、ダイナオです。
今回は、おすすめの本を紹介します。
黒川伊保子 著 「妻のトリセツ」です。
結婚をすると想像していなかった色々なことが起こります。独身の方は、女性のことを知ることができる内容なので婚活にも生かせます。
私は、婚活中にこの本を読んで、女性に対する対策を立てておけば良かったと後悔しました。でも、婚活中のあなたはラッキーです。この本を読んで婚活に生かしましょう。
もちろん本のタイトルどおり、既婚者の方にもおすすめです。本書を読めばなるほどと思うこと間違いなしです。結婚生活、つらいと思っていませんか?なんとか改善したいと思っていませんか?
既婚者必読、本書を読めば、妻から放たれる弾丸を、何発か減らせるようになります。
【書名・著者名・出版社名】
「妻のトリセツ」・黒川伊保子・講談社
【著者の紹介】
1959年生まれ、人工知能研究者、脳科学コメンテイター、感性アナリスト、随筆家。奈良女子大学理学部物理学科卒業。コンピューターメーカーでAI(人工知能)開発に携わり、脳とことばの研究を始める。1991年に全国の原子力発電所で稼働した世界初と言われた日本語対話型コンピューターを開発。また、AI分析の手法を用いて、世界初の語感分析法である「サブリミナル・インプレッション導出法」を開発し、マーケティングの世界に新境地を開拓した感性分析の第一人者。(本書の著者紹介より)
【なぜ,この本を薦めるのか】
結婚したばかりの人も、結婚してからが長い人も、これから結婚する男性は読んでおくべき本だといえます。妻や彼女に突然キレられたり、理不尽なことを言われ、とまどう男性は多いと思います。その原因は、男性の脳と女性の脳の違いによるものだと著者は言います。
本書は、脳科学的見地から女性脳の仕組みを前提に妻の不機嫌や怒りの理由を解説し、夫側からの対策をまとめた、妻の取扱説明書です。
本書を読み、夫という役割をこなすことを、ビジネス戦略と捉え、妻から放たれる弾を10発から5発ぐらいに減らしましょう。(なぜ、ゼロにしないかは本書を読めば分かります)
【この本を読んで】
本書を手に取り、帯を見ると、読者からの反響の声が載っています。
「単なる机上論ではない、まさに実践の書、効果に驚くばかりでした」男性
「おかげさまで、結構な確率で妻の地雷をかわせるようになりました」男性30代
「ただいま座右の書として活躍中、でも30年前に本書に出会えていればよかった」男性60代
この反響を呼んでも期待が湧いてきます。
本の構成
この本は、第1章と第2章で構成されています。
もくじは次のようになっています。
第1章 辛い記憶「ネガティブトリガー」を作らない
~妻に嫌な思いをさせる発言と行動を知っておこう~
1.何十年分もの類似記憶を一気に展開する女性脳
2.人生最大のネガティブトリガーを作り出す周産期・授乳期
3.話し合いはビジネスプレゼンのメソッドで
4.妻をえこひいきすると、実家ストレスが解消する。
5.「名もなき家事」がふたりを分かつ
6.妻の小言は、セキュリティ問題と心得よう
7.事件はたいていリビングで起きる
8.時間差の買い物で互いのストレスをなくそう
9.夫が気づかない「妻を絶望させるセリフ」
10.心の通信線を開通させよう
第2章 ポジティブトリガーの作り方
~笑顔の妻が戻ってくる、意外に簡単な方法~
1.ネガティブをポジティブに変える脳科学的テクニック
2.普通の日だからこそ効果絶大な、言葉と行動
3.いくつになっても愛の言葉が欲しい女性脳
4.それでも別れないほうがいい理由
妻にネガティブトリガーを引かせない
第1章では、負の感情に伴う体験記憶の引き金、ネガティブトリガーをいかにして発動させないようにするかについて解説しています。「2.人生最大のネガティブトリガーを作り出す周産期・授乳期」では地雷を踏むセリフに気を付けようとあります。女性は共感を求めます。しかし、共感どころか一生の傷になるようなことを言うのが男性脳です。
妻を傷つける一言
妻を傷つける一言を、本書ではいくつか紹介しています。
・つわりで苦しんでいるときに
「お袋が、つわりは病気じゃないって言ってたぞ」
「気の持ちようだよ」
(中略)
・家事、育児の大変さを愚痴られたときに
「俺のほうがずっと大変」
「手伝ってるじゃないか」
「一日中、家にいるんだから(できるでしょ)」
引用元:黒川伊保子(2018年)『妻のトリセツ』株式会社講談社(P.29~31)
夫からすると大したことを言っているつもりはなくとも、命がけで子供を産み育てている妻を殺すひとことであると著者は言います。子供が欲しい男性は今のうちに本書で知っておいたほうがいいでしょう。
女性は共感してほしい
「2.人生最大のネガティブトリガーを作り出す周産期・授乳期」では女性の会話について書かれています。
女性同士の会話で「そう、そう」「わかる、わかる」と大げさに相槌を打っている場面をみたことがあるでしょうか。話を聞いていると、そのうちの1人が駅の階段で転びそうになった話をしました。女友達は「やだ~怖い」とか「危ないよね~」と口々に言っています。そのうち会話は、昨日言ったレストランの話に変わっています。
会話の目的が問題解決である男性脳は、こういう会話が理解できないようです。階段でつまずいて転んだ話なら理解できるが、つまずいて転ばなかった話をする意味がわからないし、オチのない話は苦痛です。かかとの高い靴を履くのはやめるべきだとアドバイスしたくなります。私もアドバイスの1つでもしたくなります。
でもこれがダメです。
女性は問題解決を求めていません。オチのない会話に共感して女性のストレスを開放すれば良いそうです。男性は、ひたすら共感することから始めましょう。
妻を絶望させるセリフ
また、「9.夫が気づかない妻を絶望させるセリフ」では、普段、夫がよく口にする言葉の代表格「言ってくれれば、やったのに」である。私も言ったことがあります。そしてキレられました。夫には悪気のない一言だが、傷つけている自覚なく繰り出すセリフのひとつだと著者は言います。言わなくても察してほしいのが女性脳です。私もよく何で察してくれないの(わかってくれないの)と妻に言われます。
「察してなんぼ」の女性脳にとって「言ってくれれば、やったのに」は、察することを放棄した言葉であり、「僕はあなたを大切に思っていない」と同義語になるのです。
ポジティブトリガーの作り方
第2章では、幸せな感情に伴う体験記憶の引き金、ポジティブトリガーの作り方と発動について書かれています。女性脳は、ネガティブな過去を何度も蒸し返す特徴があるが、素敵な思い出も同様に思い出すようです。「1.ネガティブをポジティブに変える脳科学的テクニック」では、記念日こそ重要だと著者は言います。
プロセス指向型で、成果よりも「これまでの道のり」に意識が集中する女性脳にとって記念日は、記憶の芋づるを引きずり出す気満々の日。なので、この日にネガティブトリガーを引くのか、ポジティブトリガーを引くのかによって、妻の結婚生活に対する評価は正反対になる。
引用元:黒川伊保子(2018年)『妻のトリセツ』株式会社講談社(P.102)
私の個人的な意見ですが、世のほとんどの男性はこうした記念日に対して、苦手意識があると思います。(私も苦手です)本書では具体的なテクニックも書いてあるので参照していただきたいと思います。
【心に残った著書のことば】
男にとって結婚の継続とは、女性の母性ゆえの攻撃から、いかに身を守るかの戦略に尽きる。ぼんやりしていたら、生き残れない。家庭を、のんびりくつろぐ癒しの場所だと思ったら大間違い。それは、母親の翼の下にいた時代の「家庭」のことだ。
引用元:黒川伊保子(2018年)『妻のトリセツ』株式会社講談社(P.6)
結婚している、結婚経験のある男性は身に染みて分かることだと思います。既婚者の方、婚活中の方、本書を読んでしっかり対策を立てましょう!